スチールボール活用事例

Case.02

下水管などコンクリート構造物の移動にスチールボールを利用

コンクリート製の下水管(直径3〜4メートル程度)や構造物の工事中、重量のある製品を移動させるための用途でスチールボールを活用することができます。

例えば「マルチスライド工法」では、基礎コンクリートの上に移動用のレールなどを埋設し、レールに専用の粘着剤をあらかじめ塗布した状態でスチールボールを散布します。

スチールボールの位置に偏りがないように調整することで、必要な散布量も抑えられ、コスト面でもメリットがあります。

スチールボールを散布したレールの上にコンクリート製品を配置し、牽引等の方法で滑走させて、移動します。

また、同じくスチールボールの特性を活かしたSBC工法(スチールボールキャリー工法)は、コンクリート構造物のクレーンでの敷設が難しいような場所でも、レールとスチールボールを使い、ウインチ等でスムーズに移動させることができます。

レールとスチールボールによるベアリング効果で、小さな力でも重量のある製品を動かせます。